ハーバード被暗示性尺度
1962年に開発された、被暗示性を集団で測定する標準的な心理尺度。12項目の標準プロトコルで、催眠研究の基礎的な測定ツールとして世界中で使われています。
別名: HGSHS:AHarvard Group Scale of Hypnotic Susceptibilityハーバード尺度
ハーバード被暗示性尺度(HGSHS)
定義
ハーバード被暗示性尺度(HGSHS:A、Harvard Group Scale of Hypnotic Susceptibility, Form A)は、1962年にハーバード大学のロナルド・ショアとエメリー・オーンが開発した、被暗示性を 集団で測定 できる標準的な心理尺度です。
仕組み
- 録音された標準的な催眠誘導を全員が聴く
- 12項目のテスト課題(手が重くなる、腕が浮く等)
- 各項目で暗示への反応をチェック
- スコアで被暗示性をランク付け(0-12)
所要時間は約1時間。複数人を同時に測定できるため、研究現場で長年使われてきました。
スコアの解釈
0-4 : 低感受性(約15%)
5-7 : 中感受性(約70%)
8-12 : 高感受性(約15%)
この分布は、スタンフォード催眠感受性尺度(SHSS)とも一致しており、催眠研究の基礎データとして引用され続けています。
2024年の短縮版
2024年に Frontiers in Psychology に掲載された HGSHS-5:G は、5項目に削減された短縮版。本格版とほぼ同等の信頼性で測定できることが示され、研究者の間で注目されています。
参考: HGSHS-5:G (Frontiers 2024)
催眠音声への示唆
HGSHSで測定される被暗示性は、催眠音声の効きやすさとも相関します。ただし、家庭で正式なHGSHSを実施するのは難しいため、本サイトでは 被暗示性テスト として簡易版10問を用意しています。
制作者として一言
研究者が数十年にわたって改良し続けてきた測定ツールの蓄積は、催眠音声制作の貴重な情報源。正式な尺度をそのまま使うのではなく、そのエッセンスを制作に生かす姿勢を取っています。